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コードトーン中心のアドリブ

アルペジオとアプローチノートで、コードにしっかり合ったラインを作る

コードトーンとは

コードトーンとは、今鳴っているコードの構成音(ルート・3度・5度・7度)のことです。アドリブでこれらの音を狙って弾くと、コードの響きにしっかり合ったフレーズになります。

アルペジオでコードトーンを弾く

コードトーンを順番に並べて弾くことをアルペジオと呼びます。II-V-Iのようなコード進行でも、それぞれのコードのアルペジオを繋げるだけで、コードにしっかり合ったラインが作れます。

下の図は、Dm7 → G7 → Cmaj7 → Cmaj7 の伴奏を鳴らしながら、コードごとのアルペジオ(ルート・3度・5度・7度の4音)を、1小節に1つずつ弾いていくものです。弾いている音が、指板のどこにあるかを見てください。

コードが変わるたびに、指板の大きな丸の位置も変わります。Cmaj7は2小節続きますが、2小節目は、同じ4音を上から下へ弾きます。最後にルートのCで終わるので、落ち着いて終われます。

指板の上では、同じコードトーンがあちこちにあります。この図の大きな丸は、そのうちの手の届く1か所を選んだ例です。ほかの場所で弾いてもかまいません。

II-V-Iの伴奏(Dm7 → G7 → Cmaj7 → Cmaj7)を鳴らしながら、コードごとのアルペジオを指板でたどってみましょう

Dm7のアルペジオ: D(ルート) → F(3度) → A(5度) → C(7度)

ルート3度・5度・7度いま鳴っている音大きい丸の数字は弾く順番、小さい薄い丸は、このコードのコードトーンがある、ほかの場所です
6弦5弦4弦3弦2弦1弦0123456789101112D1F2A3C4

アプローチノート(経過音)の考え方

アプローチノートとは、コードトーンの手前に、そのコードトーンへ近づく音を置いて、目的の音に「着地」させるテクニックです。基本は、目的の音の半音上または半音下から入る形です。アルペジオだけの単調さを崩し、滑らかな繋がりが生まれます。ジャズらしい響きを出せる技の一つでもあります。

下の図は、さっきと同じII-V-Iの伴奏の上で、アプローチノートを使ったフレーズを弾くものです。各小節で、さっきのアルペジオの4音(青・黄)を弾きますが、4つ目のコードトーンの手前にだけ、半音でつながる音(オレンジ)を1つ入れています。

この図では、アプローチノートを8分音符(短い音)にして、拍の裏に入れています。目的のコードトーンは、そのすぐ次の拍の頭に来ます。短い音から、拍の頭の音へ入る形は、基本のやり方の一つです。入れすぎると、コードトーンの流れが崩れて聞こえることがあるので、まずは少なめに入れてみるのがおすすめです。

ほかにも、目的の音を半音上と半音下から挟みこんで入る方法など、いろいろなやり方があります。ここでは、まず基本の形だけを紹介しています。

ギターでは、目的のコードトーンと同じ弦の、1フレット隣の音が、ちょうど半音の関係にあたります。だから「目的の音の1フレット上または1フレット下から入る」と考えると、かんたんです。

オレンジの音は、そのコードのコードトーンではありません。ただ、すぐ次に半音でコードトーンへ進むので、通り道の音として聞こえて、違和感が少なくなると言われています。

II-V-Iの伴奏(Dm7 → G7 → Cmaj7 → Cmaj7)を鳴らしながら、アプローチノートを使ったフレーズを指板でたどってみましょう

Dm7のフレーズ: D(ルート) → F(3度) → A(5度) → C#(半音上から) → C(7度)

ルート3度・5度・7度アプローチノートいま鳴っている音大きい丸の数字は弾く順番、小さい薄い丸は、このコードのコードトーンがある、ほかの場所です
6弦5弦4弦3弦2弦1弦0123456789101112D1F2A3C#4C5
ポイント

コードの3度と7度は、そのコードの性格を決める音です。コードが変わる瞬間にこの音を狙うと、コード進行が聞こえるフレーズになります。

補足

アプローチノートの基本は、目的の音の半音下から入るか、半音上から入るかの2通りです。ほかにも入り方はありますが、まずはこの2つから試してみましょう。ジャズらしい響きを出せる技の一つです。

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