サークルオブフィフス
12個のキーを、完全5度の関係で円形に並べた図
サークルオブフィフスとは
サークルオブフィフスは、12個のキーを「完全5度」の関係で円形に並べた図です。日本語では「五度圏(ごどけん)」と呼ばれることもあります。時計の文字盤のように12時の位置にCを置き、そこから時計回りに完全5度ずつ上がっていくと、G→D→A→E→B…と、「キーの調べ方」のトピックで見た「♯が増える順番」とまったく同じ並びになります。
逆に反時計回りに進むと、F→B♭→E♭→A♭…と、「♭が増える順番」の並びになります。つまりこの円は、調号の増え方をそのまま図にしたものでもあります。
サークルオブフィフス
丸をタップすると、そのキーの主和音(トライアド)が鳴ります
円の上での距離=完全5度
隣り合うキーどうしは、必ず完全5度(半音7つ分)離れています。たとえばCの隣はG(Cから完全5度上)、Gの隣はD(Gから完全5度上)です。
反対に、時計回りと逆(反時計回り)に隣のキーへ進むことは、完全4度上に進むことと同じです(完全5度の逆方向は完全4度になります)。
前のトピック「キーの調べ方」で見た、ギターの5弦・6弦で♯や♭の数からキーを探す動き方も、これと同じ理由で成り立っています。1回の「真下→右斜め上」や「真上→左斜め下」の移動は、サークルオブフィフスを1つ進むのと同じ、完全5度の移動だからです。
CとGは完全5度の関係
丸をタップすると、そのキーの主和音(トライアド)が鳴ります
前のトピックで見た、5弦・6弦でのキー探し(同じ完全5度の動き)
♯が増える方向(5弦3フレットのCから、フレットを上がる)
♭が増える方向(6弦8フレットのCから、フレットを下がる)
丸をタップすると、その音を主音とするコードが鳴ります
円の一番下:♯と♭が出会うところ
時計回りに♯を増やしていくと6つ、反時計回りに♭を増やしていくと6つで、円のちょうど反対側(6時の位置)にたどり着きます。ここでは「F♯メジャー(♯6つ)」と「G♭メジャー(♭6つ)」が、同じ高さの音を指す同じキーになります(異名同音)。
実際の楽譜では、読みやすさなどの理由から、場面によってどちらの呼び方を使うか使い分けることがあります。
円の一番下でF♯とG♭が出会う
丸をタップすると、そのキーの主和音(トライアド)が鳴ります
内側の輪:平行調(マイナーキー)
サークルオブフィフスには、外側にメジャーキー、内側に平行調のマイナーキーを一緒に書くことがよくあります。同じ位置(同じ角度)にあるメジャーキーとマイナーキーは、調号(♯や♭の数)が同じ平行調どうしです。
たとえばCの内側にあるAmは、Cメジャーの平行調です。「キーの調べ方」のトピックで見た関係が、この図では同じ位置に並ぶことで見えるようになっています。
外側がメジャーキー、内側が平行調のマイナーキー
丸をタップすると、そのキーの主和音(トライアド)が鳴ります
時計回りに進むと♯が1つずつ増え、反時計回りに進むと♭が1つずつ増えます。円のちょうど反対側で、♯側と♭側が出会います。
