ダイアトニックスケール
キー(調)の中で使われる基本の7音の音階
メジャースケールとは
メジャースケールは「全・全・半・全・全・全・半」という音の間隔(全音=半音2個分、半音=1個分)の並びでできる7音の音階です。
Cメジャースケールは、ピアノの白鍵だけを弾くとできる音階で、C・D・E・F・G・A・Bの7音です。下の図で、この間隔の並びを確かめてみましょう。
ピアノでは、となり合うキー(白鍵と黒鍵を区別せず)が半音、1つとばしが全音です。白鍵だけを見ると、EとF、BとCの間にだけ黒鍵がないので半音、それ以外は間に黒鍵があるので全音になります。これが「全・全・半・全・全・全・半」の正体です。
Cメジャースケールの間隔(ピアノ)
Cメジャースケール白鍵だけでできる
キーが変わっても、間隔は同じ
Cメジャーは白鍵だけでできますが、ほかのキー(調)のメジャースケールでは、黒鍵が混ざります。一見ややこしく見えますが、これは「全・全・半・全・全・全・半」という間隔を守ろうとすると、黒鍵が必要になるからです。
たとえばGメジャーを白鍵だけで弾くと、7番目の音がFになり、6番目からの間隔が「半・全」になってしまいます(E→Fは半音、F→Gは全音)。本来は「全・半」の並びなので、Fを半音上げたF♯(黒鍵)を使います。
下の4つは、どれも同じ「全・全・半・全・全・全・半」の並びです。使う鍵盤は違っても、全音と半音の並び方はまったく変わりません。
つまり、キーが変わるというのは、「同じ間隔の並びを、別の音から始める」ということです。黒鍵が混ざるのは、鍵盤で見たときの見た目の話にすぎません。
キーが変わっても、全音と半音の並びは同じ(ピアノ)
Cメジャースケール白鍵だけ
Gメジャースケール黒鍵:F♯
Fメジャースケール黒鍵:B♭
Dメジャースケール黒鍵:F♯・C♯
ギターでは「形をずらす」だけでキーが変わる
ギターでは、1フレット=半音、2フレット=全音です。同じ弦の上でメジャースケールを弾くと、フレットの動きは「2・2・1・2・2・2・1」になります。
ギターにはピアノのような白鍵・黒鍵の区別がなく、フレットが均等に並んでいます。だから、この動き方を別のフレットから始めるだけで、別のキーのメジャースケールになります。下の図のFメジャーとGメジャーは、始めるフレットが2つ違うだけで、形はまったく同じです。
これが、指板の上でキーを移動する仕組みです。スケールやコードの形を覚えておけば、始める位置(ルートの位置)をずらすだけで、どのキーでも使えます。複数の弦にまたがる形も、同じ弦の組み合わせのままずらせば、形は変わりません。
6弦の上で、始めるフレットだけが違うメジャースケール
「ダイアトニック」という呼び方
あるキー(調)の中で使われる基本の7音のことを「ダイアトニックスケール」と呼びます。曲がCメジャーキーなら、Cメジャースケールの7音が基本の音になります。
それぞれの音は「1度・2度・3度…7度」という度数(番号)で呼ばれることが多く、この考え方は後で出てくるダイアトニックコードやII-V-Iの理解に直結します。
Cメジャースケールの音の位置
メジャースケールで半音になるのは、3度と4度の間、7度とオクターブ上のルートの間の2か所だけです。あとはすべて全音です。
他のキーのメジャースケールでも、「全・全・半・全・全・全・半」の並びは同じです。ピアノでは黒鍵が混ざって見えるだけ。ギターでは、同じ形を別のフレットから始めるだけでキーが変わります。
